紫外線はデメリットしかないの?
太陽の光は私たちが地球で暮らして行く上でなくてはならない大切な物ですので、一概に太陽光はデメリットしかないという事ではありません。
①太陽光のもたらす殺菌効果
洗濯物や布団を外に干すと、紫外線の力で洗濯物や布団の中にいる微生物や細菌を殺すことができます。微生物や細菌を放置しているとどんどんその数は増えていき、アレルギー反応を起こす事や、湿疹、病気の原因となります。

②紫外線はビタミンDを作りだします
以前から日光の弱い北欧諸国などではビタミンDの欠乏が問題となっておりましたが、近年は日本でもビタミンDが慢性的に不足していると言われています。ビタミンDの主な働きとしては、歯や骨の健康を保つ為カルシウムバランスを整え、カルシウムの吸収を補佐するなど健康な身体を作る必要な成分です。
理想の日光浴時間
紫外線の弱い冬、1番太陽の位置が高い正午に顔と両手を出して太陽光を浴びたとして沖縄なら8分、茨城県なら22分の日光浴で1日に必要なビタミンDを生成することができます。北海道の場合、茨城県の3倍以上(76分)日光浴を行わないと1日に必要なビタミンDを生成できません。
出典:環境省環境保健部環境安全課より

ビタミンDは食品やサプリメントから補給できます
ビタミンDを作る為にと日光浴をする事も良いですが、やはりお肌に紫外線を直接浴びるというのは抵抗がありますよね。その場合、ビタミンDは毎日の食事から摂る事も可能です。推奨摂取量は成人男性・女性ともに5.5μgと言われており、主に魚類やキノコ類から摂取できます。しかし、毎日ビタミンDを意識して食事を摂るのは難しいので、サプリメントから足りていない栄養素を補給する事は大切です。
